造作シャワールーム
2021/06/07
こんにちは。
伊勢建築事務所の伊勢です。
気が付けばあっという間に6月ですね。梅雨入り直後は雨が随分と降っていましたが二週目以降はほとんど晴れ。
今週もくもりの日はありながらも今年の梅雨は何だか雨降りが少なさそうです。
(来週ザーザー降るかもしれませんが、、、)
さて、なかなかフォロワーの増えないinstagramでも上げていましたが5月末は木屋町で造作シャワールームの工事をさせて頂きました。
『便所』とレトロな看板があるトイレ。こちらをシャワールームにされたいとのご要望だったのでシャワーユニットを選んで頂こうとカタログを見てもらいました。
シャワーが浴びられれば良いとの事でしたので比較的コンパクトなサイズで選定したのですが、、
高さが入らない。。。(´Д`)
これは致命的です。建物外部に面した場所で天井を解体しても高さが確保できなさそう、、、
もう
造るしかない(`^´)
というわけで急遽造作シャワールーム案に変更しました。
造作浴室は今まで何度か造らせてもらったことはあるのですが、シャワー室は初めて。
まずは便器を撤去、給水給湯配管、給湯器取付に伴いガス配管、ちょっと難しかったのは防水層付きの排水をどのように納めるかでした。
防水層付きの排水目皿はただの目皿ではなく黒色の鋳物が有り、防水層を被せるようになっています。
これは万が一、防水層上部の仕上げ材から水が入っても防水層を伝って鋳物部に開いている孔から排水ができるようになっています。
なんだこの孔?って塞いだらダメです笑
外部に吊れなかった給湯器は屋内用を採用しました。
現場の真裏は高瀬川があります。コロナ渦でも川のせせらぎはいつも通りです。現場の合間にちょっと散歩したのですが木屋町は軒並休業ですね(´Д`)
早くCome back日常~~~~~
大工さんと設備屋さん、電気屋さんとやいのやいのと打合せをしながらなんとか防水下地までたどり着きました。
壁は網代板をめくると昔のタイルが出てきたのでカチオンでしっかりとしごきます。
そしてFRP防水を行ない器具を取り付けて無事完了です!!
元々FRP防水はバルコニー等、屋外で紫外線がよく当たる場所に施工するのでトップコートは紫外線対策で塗られます。
ですが今回は壁床をパネルやタイル等で仕上げを施さなかったので、紫外線対策というよりはトップコートを仕上げ材として塗っています。
『トップコート仕上げ』って初めてですが(特に壁)、なんかこの無機質感がちょっと病みつきになりそうです。(←よくわからない笑)
ちょっと難易度高めのお仕事でしたが、今回は大変良い経験となりました。
シャワーも既に問題なくご利用頂いているようで良かったです。ありがとうございました!
今日の一曲♬
Anri - Windy Summer
なんだかんだで夏までもうちょっとですね。
今日明日は京都市内31℃まで上がる予定なのでマスクを付けての外出はしんどいですが、皆さん水分補給をしっかりしましょうね。
ではまた次回
伊勢 晋祐